こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。
本日は、秋の夜長にお送りします、月夜の歌。
まったく、とんでもない世の中になっちまった。
静かに、月見酒でも飲んで、酔っ払っていたいんだよな、おいらは。
おいらは、もともと政治も政治オタクも大っ嫌いなんだ。
右も左も、政治家という人種がすべて嫌いだ。
嘘とでまかせが、商売道具ときやがる。
だが、表現者として、個人の自由、表現の自由、平和が危機的状況にあるってことは、長年生きてりゃ、わかるんだ。
それだけは、何としても食い止めなきゃならない。
ここに書いてることは、一見、マルキシズムを信仰してる政党の言い草に似ているが、勘違いしないで欲しい。
おいらが望むものは、個人の自由と人権を擁護する、平和な世界。
それだけだ。
MOON REBECCA
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哀れな少女だなぁ、お可哀想に...。
少々、酒が回ってきやした。
酒の勢いで、今夜もクダを巻きやしょう。
失礼さんでごぜえやす。
この30年間で、自衛隊についての考え方は、大きく変わった。
30年ほど前には、PKO に自衛隊を派遣すること自体に、世論には反発する動きがあった。
他国へ自衛隊が出動することさえ、タブー視するのが、市民の市民たるユエンだった。
つまり、その時まで、自衛隊は一度も日本の領土から出たことはなかったのだ。
自衛隊の海外派遣は、ダメだ。
なぜなら、自衛隊は自国の防衛のための軍事組織だ。
しかも、違憲の可能性を持った組織だ。
そんな組織が他国の紛争地域へ行って、国際貢献するなんて言っても、いつ戦争に巻き込まれるかわからないじゃないか。
こちらが何もしなくても、相手方が発砲してきたら、反撃するだろう。
武器を持って、他国へ行くということは、交戦する可能性を有する。
それは、日本の憲法9条で許されてはいない。
だから、派遣はいけないのだ。
そういう反対議論があった。
しかし、カネだけ出して、身を切らない国際貢献は、身勝手だと非難する外圧に負けて、PKO 協力法案は成立した。
今や、そういう議論があったことさえ、忘れ去られ、政治的に葬り去られて、海外へ自衛隊が派遣されるのは、日常のニュースだ。
昨年末から問題になったのは、自衛隊が派遣先で何をしたかの記録、いわゆる「日報」が隠ぺいされ、実際には自衛隊が他国で戦闘を行ったのではないかという疑惑隠しだ。
他国で戦闘を行うことは、憲法9条が禁じている「海外での武力行使」にあたり、違憲であるからだ。
大元の、PKO 自衛隊派遣と憲法9条との矛盾が、結局は、自衛隊の事実隠しにつながっている。
30年前に危惧された武力衝突が現実のものになり、嘘と隠し事が必要になっただけの話だ。
憲法改正をしたい人たちの思惑には、憲法9条がなくなれば、こんな隠ぺい問題も根底から議論の必要が無くなり、大手を振って、戦闘ができるし、交戦できる、こんな思いが含まれているに違いないのだ。
今は、憲法9条の1、2項は残す、なんて言ってるが、そのうち、ズルズルと堀は埋められ、なし崩し的に、全ての条文は削除されてしまうだろう。
そうなれば、自衛隊の名もなき若者から、一人一人、お国のために、死んじまうことになるのさ。
2曲目。
月 桑田佳祐
桑田ケースケさんの「月」、いい歌でござんすねぇ。
ハートが、こぅ、ウルウルきやすよ。
あぁ、もう一本、熱いのを、つけとくれ。
そう、熱いのね、熱いの。
平和のために、軍事力は本当に必要か?
今、憲法改正に賛成している人たちは、昔、こんな論議があったことを、どれだけ知っているだろうか?
PKO にも対峙して、80年近くも日本国の民を守る役割を陰で支えてきたのが、今の憲法だ。
憲法9条が、平和を守ってくれるのか、などという無知な発言をネットで見るたびに、阿呆か、と思うよ。
軍事力がなければ国を守れない、という人に、聞きたいね。
本当に、軍事力を持つことが、平和を守ることになるのか? その根拠は?
賛成する人びとは、自分の替わりに戦って、死んでくれる人がいないと不安なんじゃないのか?
それだけの、自分のご都合主義ではないのか?
百歩譲って、それも人間の本音だから、仕方ない、としよう。
一般市民の安全のために、核武装までして、軍事力が万全に整ったとしよう。
それで、本当に平和が守れるのか?
どこかのキ印が、攻めて来ないと言えるのか?
むしろ、武装しているからこそ、危険なんじゃないのか?
アメリカと同盟して、攻撃体制の確立されてる国になったら、どこが敵になっても、アメリカの戦争に引きずり込まれるんじゃないのか?
どの国も、丸腰の相手には警戒をしないが、重装備で核のボタンとミサイルをチラつかせていたら、要注意国家、赤丸急上昇じゃないのか?
3曲目。夜じゃないけど、月の歌。
モーニングムーン チャゲ&飛鳥
ええ、もう朝かい?
だってよ、も、もーにんぐってさ。
飲みすぎたかな、こりゃ。
てやんでえ、まだ呑むぜ。
戦争の本質とは? 信頼される国とは?
このたび、めでたく18歳の若者にも選挙権が与えられた。
君たちは、本当の戦争が、どういうものか、まったく知らない、赤子と同じだ。
戦争は、現場で起こるものだ。
政治家の論争している席で起きるものではない。
だから、政治家は、平気で防衛力の増強を訴える、自分の野心を満たすために。
彼らが戦争に行くことはないから、言えることだ。
先に死ぬのは、若い君たちからだよ。
戦争とは、起きてしまえば、単なる人殺しだよ。
極めて、悪質な、銃乱射をはるかに超える、兇悪な大量殺人だ。
武器を持っている以上、見ず知らずの、武器を持った敵は殺す。
相手も同じだ。やらなければ、こっちがやられるから、互いに殺し合う。
武力とは、相手を殺す。しかし、己れをも殺すのだ。
核の時代には、1個のボタンで何十万、何百万という人を殺せる。
そんなボタンを持って、どうするのか?
キチガイに刃物、とはよく言ったもの。
たとえば、これを、人として考えてみたまえ。
腰のベルトにダイナマイトを巻き、ライフルを構えた人間を、誰が信用するかね?
4曲目。
旅の宿 よしだたくろう
いや、こりゃマイッタね。
上弦の月とくらァ。
ひざまくらで、おねんねしてえもんだなァ。
あァ、ちと呑み過ぎたカナァ。
お、お姉さん、ちょっと、酔い醒ましをおくんない。
ごめんよ。
あぁ、ありがてぇ、ありがてぇ。
理想を掲げることの大切さ。
私は、あくまで個の視点から、憲法や政治を論じている。
だから、自分の理想を語る。
理想は理想であって、リアルな現実とは異なる。
そのことは、百も承知だ。
政治家は、いちいち個を相手にしない。国民、マス、大衆を相手にしている。
そうである以上、私個人の理想と、現実の政策とは、食い違って当然なのだ。
政治家の役割は、理念、理想を掲げながらも、今のこの社会を、少しでも良くすることだ。
そして、次の世代にバトンを渡すことだ。
だから、現実の政策と、理念、理想が異なっても、リアルな悪しき現実に最善の対処を施す能力は不可欠だ。
かつて、社会党や民主党が、政権を一時的に取った時期があった。
そのときに、いきなり悪しき前政権の所業を、理念・理想・公約と違うからと言って、すべて、かなぐり捨てることが出来ないのは明らかだ。
政権交代によって、公約と現実の政策が、背反することになったとしても、とりあえずは前政権の政策を引き継ぎ、壊せるところからまず始めるのが、ごく当然と言える。
政治家がなすべきことは、今の悪しき現実を漸進的にでも、より良い方向へ改良すること。その方向が、理念、理想へ向かっていれば、十分なのだ。
それを、一部の政治家どもは、未だに変節だと非難する。
的外れもいいところだ。
今の改憲勢力をみれば、安倍晋三は、まったく論外の改憲改悪推進派である。
その他もろもろの政党は、悪しき現実を利用して、自称リアルな政策を自分の理念と称し、改憲や原発については、はっきりとした明言を避けている。
本心は、北朝鮮の脅威を煽り、国民の危機感を募らせ、憲法9条の破壊と軍事力の強化を狙っている与党と、同じ穴のムジナだ。
コイツらは、平和の価値など、カケラも考えていないのではないか?
沖縄は、捨て駒とでも思っているんじゃないか?
5曲目。
恋人よ エレファントカシマシ
一般市民のみなさまよ。
社会は、もともとは個人の集まりなのだ。
だからこそ、個として意思を表現することが大切だ。
選挙は、そのためにある。
それでダメなら、デモでも集会でもやっておくんなさいよ。
今回は、先の大戦後、最も大切な政権選択の機会となるだろうよ。
気分や雰囲気で、今のままがいいなんてんで、選ばないでおくんなさいよ。
騙されないでおくんなさいよ。
こちとらも、個人の自由と平和を守るために、今回ばかりは、政治に無関心ではいられないんだ。
わかっておくれよ。
6曲目。これぞ、月夜の歌。
今宵の月のように エレファントカシマシ
この「明日に向かって走れ」というアルバムのラスト2曲に「恋人よ」そして「今宵の月のように」と入っていて、この流れが最高だよ。
もう、ねむい。
あっしゃあ、寝ますぜ。
そのまえに、一言いわせておくんなさい。
今をときめいてる作家さんや、大御所のあーちすとの皆さんよ。
いったい、このご時世で、なにをやってんだい❓
この、平和と自由が、侵されようとしているときに❗️
声を発して、闘っておくんなさいよ。
誰ひとりとして、声を上げる奴は、いねえじゃねえか❗️
一般庶民に、チカラを持ってる、あんた方が立ち上がれば、世の中は、ちったぁ変わるんだぜ。
アメリカでもね、ハリウッドスターさんや、ロックスターさんが、反トランプだったりしてんじゃねえか。
死んじまった、井上ひさしや、筑紫哲也、忌野清志郎なんかが生きてたら、なんて思うんだろう、このありさまをよぉ。
ちんまりと、てめえだけ成功すりゃあいいのかい❗️
ちったぁ、骨のある奴はいねえのかい❗️
あっしの言いてえのは、そんなことでござんす。
やっぱり、最後は、この歌だァ。
失礼いたしやんした。
善良な市民 忌野清志郎 & 2・3 S
ついでに、こっちも読んでやっておくんなさい。
戦争と人間についてのお話でやんす。