こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。
広島フォーク村出身で、吉田拓郎のバックバンドだった、猫。
元・かぐや姫の伊勢正三とのフォーク・デュオ、風。
そのメンバーだった、大久保一久が逝きました。
「22才の別れ」を知らない人、いるかな。
風のデビュー曲で、大ヒットしました。
22才の別れ 風
かぐや姫時代に、伊勢正三が南こうせつに勧められて、初めて作った2曲のうちの1曲。
もう1曲は、イルカも歌った「なごり雪」。
もともと名曲として知られていましたが、伊勢正三は、風のデビュー曲に、かぐや姫ではシングルカットされなかったこの曲を持ってきた。
これも珍しいことです。
みんなこの曲を弾きたくて、ギターを買ったのですね。
無事これを弾けるまでになった人は、どこに行くにもギターを持って、このイントロをつま弾くことになるのです。
それだけ魅力的な曲でした。
私も、今まで4本、アコースティック・ギターを買いましたが、今持っている最新のギターは、yairi 製のもの。下のやつです。
yairi は、辻仁成が愛用していましたね。
私たちの世代は、もうみんないい歳になってきたから、数ある訃報に接する訳です。
そのたびに、ミュージシャンたちは、少しでも自分の足跡をたどって、曲を聴いてほしいと願っているだろうなと、思いを深くします。
こちらはかぐや姫バージョン。
それでは、大久保一久の曲をご紹介します。
時には 風
これはシングル「ささやかなこの人生」のB面だったとか。
風の楽曲がすべてサブスク解禁になったとのことで、彼の曲もすべて聴けるようになりました。
思えば、いい時代です。
風と言えば、私の大好きな曲があります。
ラストアルバム「Moony Night」収録。
ラストシングル。伊勢正三作品。
Bye Bye 風
広島フォーク村といえば、よしだたくろう。
大久保一久がアマチュア時代、ににんがし、というバンドを組んでいたとか。
その頃の曲に「知らない街で」という曲があります。
拓郎が、初めて他人に提供した楽曲と言われています。
拓郎は「雪」「地下鉄に乗って」「戻ってきた恋人」など「猫」の代表曲を提供。
自身でも歌っています。
雪 猫
地下鉄に乗って 猫
この2曲は、ご存知の人も多いでしょうが、なかなか知られていない名曲がこれ。
オリジナルメンバー・石山恵三の作品。作詞は「神田川」の喜多條忠。
最後の曲。
各駅停車 猫
この曲を作った石山恵三氏も今年の1月、ご逝去されています。
ご両名には、心からご冥福をお祈りいたします。
それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。