MIDNIGHT HERO

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ロッカ・バラードの名曲集。或いは、教育と学問について語ろう。

レオン 完全版 (字幕版)

こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。

本日は、秋に聴きたい、ロッカ・バラードの特集です。

バラードの名曲は、これまでもたくさん紹介してますが、まだまだいい曲はあります。

今日は、洋楽も多めに、聴いてほしいと思います。

 

それでは、1曲目。

Shape of My Heart   Sting

シェイプ・オブ・マイ・ハート

シェイプ・オブ・マイ・ハート

  • スティング
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Shape Of My Heart

Shape Of My Heart

リュック・ベンソン監督、ジャン・レノ主演の映画「レオン」のエンディングテーマ。

 

少女マチルダが、レオンの大事にしていた観葉植物を大地に植え込むというラストシーンのあと、この曲が瞑想へ誘うように、静かに流れる。

 

この瞬間に、もうこの曲にハートをわしづかみにされました。

これは、映画も超おすすめの名作ですね。

 

無骨な、愛情表現の下手な殺し屋に、おませな少女の殺し屋コンビが、最高によかった。

 

ジャン・レノの、観葉植物を愛し、牛乳をやたらに好きな男というキャラクターも、面白かった。

 

少女マチルダを演じるのは、13歳で、映画初出演となるナタリー・ポートマン。

 

2千人のオーディションの中から選ばれ、この映画で一躍スターに。

 

観客を魅了してやまない抜群の演技力は、堂々たるもの。レオンの前で、パントマイムを演じるシーンは圧巻。

 

ユダヤ系アメリカ人の彼女は、その後、学業と俳優業を両立させながら、ハーバード大学に進学し、心理学を専攻。また、ヘブライ大学にて、中東問題を研究。

 

その後、スター・ウォーズ 新・3部作のヒロイン、パドメを演じ、人気を不動のものとしました。

 

少しのネタバレくらいで値打ちの下がる映画じゃありません。

 

何度も観たくなる映画です。

レオン 完全版 (字幕版)

レオン 完全版 (字幕版)

 2曲目。

 THE CRYSTAL SHIP   THE DOORS

The Crystal Ship

The Crystal Ship

  • ドアーズ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
ハートに火をつけて

ハートに火をつけて

学校とは何か?

いつの間にか、季節は秋ですね。

夏休みが終わって、中学生や高校生の自殺が、ニュースで流れています。

 

学校なんて、そんなにムリして行くところじゃないよ。

命が一番大切なんだ。

 

それなのに、悲劇が生まれる。

 

若いということは、いろんな価値観に触れる機会に遭遇していないということでもあるから、みんなと同じじゃないとダメだと思ってしまうんだよね。

 

楽しく学校生活を送ってている子も、たくさんいるだろうからね。

 

でも、学校生活は、好きじゃなかったな。

なんで、こんなことするのっていうことが、たくさんあった。

それでも、学校が存在するのは、長い歴史の中で、

人間に社会性を身につけさせて,

 

誰にでも差別なく教育を受ける権利を享受させるという、

世の中のためには好都合なところがたくさんあったからなんだよね。

 

義務教育とは、子供が学校に行く義務があるのではなくて、

親が子供に教育を受けさせる義務があるということで,

子供にとっては、教育を受ける権利があるだけなんだよね。

 

ところが、時代が進んで、世の中は変わって,

学校が子供たちを苦しめる場所になっている。

教育を受けられる場所ではなくなっている。

 

受験というのは、そこで学びたいから、受けるものなんだよね。

そこを勘違いしちゃいけない。

 

受験が、人間を選別するシステムになって、勉強ができない子供を差別するシステムになっている。

 

確かに、人間社会には、大人になるための通過儀礼というものがあって、大人になるための、試練を受けさせる仕組みが、世界中、どこへ行ってもある。

 

だけど、ものには限度があります。

 

そこに適応できない子供を、大人の仲間入りさせないだけじゃなく、殺してしまうんじゃ、本末転倒だ。

学ぶということは、子供の本能なんだ。

赤ん坊が、周りの大人たちの会話を聞いて、あっと言う間におしゃべりが出来るようになるでしょう。

 

それは、子供にとって、生きて行く上で欠かせない事だから、学ぶことは楽しいと、子供の本能は、知っているのです。

 

そういう子供の本能を刺激してやれば、いくらでも、好奇心に溢れた、感受性の鋭い大人になるための学びを、自然と体得していくものなんだ。

 

それは、学校の成績が良いということと、何の関係もない。

 

それどころか、そういう成績だけがいい子供が、人の傷みがわからない、未熟で、感受性の鈍い、機械のような心を持っていたりする。

 

勉強、というのは、勉めて強いる、と書きます。

つまり、無理強いしているのだ。

 

無理強いして覚えた、数式や文法や歴史の年号なんて、何の意味もない。

 

いい高校、いい大学を出たからって、鼻にかけてる奴がいたら、そいつは、自分が馬鹿だと吹聴しているのと変わらない。

 

でも、成績のいい子供の中には、本能的に、学ぶことの楽しさ、素晴らしさを知っている子が大勢いるのは、間違いない。

 

そういう子が、本当に頭のいい子なんです。

 

学ぶということは、素晴らしく楽しいことだと、知っている子供や大人が、今、どれくらいいるだろうか?

 

そこらのおじさんおばさんたちが、くっちゃべっているのは、学校のとき教わった授業の下らなさや、試験のアホらしさ、嫌な思い出ばかりではないですか?

 

そこにいるのは、学ぶことの楽しみを去勢されたまま、学生生活を過ごした、歪んだ大人の姿です。

それを見て育つ子供は、不幸ですよ。

 

知ることの楽しみ、

学ぶことの面白さ、

 

この世の未知なるものへの絶えざる好奇心、

人間の偉大さや卑小さ、

 

それらのことを、体得させるのが、

本当の教育であり、大人の義務なのではないでしょうか?

 

次の曲。

VOICELESS SCREAMING   X

Voiceless Screaming

Voiceless Screaming

  • X
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
VOICELESS SCREAMING(LIVE)

VOICELESS SCREAMING(LIVE)

今は亡き TAIJI の名曲。

 

2010年、横浜ニッサンスタジアム。

私は、最後の、X としての TAIJI の勇姿を、この眼で見ました。

 

翌年、YOSHIKI のツイートで、その死を知りました。

 

何があったにしても、TAIJI の誇りは、X のメンバーであったことだと思います。

映画「We Are X 」で、TAIJI の名前は XJAPAN のメンバーとして、永遠に刻まれることになった。

 

TAIJI は、それを、心から喜んでいるだろうと思います。

WE ARE X Blu-ray スタンダード・エディション

再び、学校の話をします。

本来、教科書は、面白いはず。

なぜなら、そこには、人類が誕生して現代に至るまでの、営々たる叡智の結集が詰まっているはずだからです。

 

もし、教科書が面白くないものだとすれば、それは教科書の作り方が間違っている。

 

子供たちに、興味や関心を呼び起こす力のないものであれば、改良しなければならない。

 

ただ、知識を押し付け、真実の押し売りをするだけの道具であるなら、それは教科書ではない。

 

しかし、現実には、そういう身も蓋もない存在が、往々として、教科書のあり方だった。

 

学校が、エリートを選別し、創造性のない、学力という名の幻想をもたらすための機関であり続ける限り、教科書の改良なんて、机上の空論に過ぎない。

 

だから、本当にできる子は、自分だけの教科書をたくさん持っています。

 

今も昔も、読書の意義は、そういうところにもある。

知識とは、自分の頭で考え、編み出したものではない。

 

どういう過程をたどって、その知識が真実と認められることになったのか、その創造の秘密を、たくさんの書物は教えてくれる。

 

学ぶということは、自らその創造の道程を切り拓き、新たな真実の発見へと挑戦してゆく姿を、体現することだといえるのです。

 

これをわかりやすく、たとえて言うと…。

これは、金八先生が話していたことですが、坂口安吾の隨筆にある話です。

 

『坂口安吾全集・444作品⇒1冊』

なぜ、今の私たちが、フグという魚を食べることができるのか?

大昔、ある変わり者が、フグを食べて死んだとする。

 

そこで、変わり者は、

この丸っこい、変な形の魚には、

人間を殺すほどの猛毒があるが、

身は素晴らしく美味い、と子孫に言い残す。

 

そこでまた、変わり者の子孫が、

なんとかフグを食ってやろうと研究を重ね、

 

フグを食って死ぬとき、子孫に、

おれはフグの血を絞るのを忘れた、

だから、お前たちは血を絞って食うがいい、

と言い残した。

 

そうして、次々と現れる、幾百十という、

新たな変わり者の子孫が、

 

フグを食おうとして、

フグの胃袋について、

内臓の一つ一つについて、

新たな訓戒を残して、命果てた。

 

その結果、今、私たちは、おいしくフグ料理を食べることができる。

このトンマな変わり者の数々が、今、ひとつの真実を導き出して、常識となる。

 

学問というのは、この営みの繰り返しと積み重ねです。

 

この変わり者の尋常ならぬ熱意と好奇心が、世の中を進歩させていったのです。

 

これが、本来の学問の姿なので、 「フグは猛毒を持つが、食える。」という結果だけを教える教科書には、知識としての価値しかない。

 

だから、勉強ができることと、学問ができることには、どこにも繋がりがない。

 

知識だけの勉強と、真実を追究する学問とは、およそかけ離れたものだと言えるのです。

ラムネ氏のこと

ラムネ氏のこと

たくさんのことに疑問を、興味を持ちましょう。

なぜ、そうなるのか?

どうして、こうなっているのか?

 

世の中の森羅万象への疑問と好奇心が、学びの原点。

 

世の常識に流されずに、自分だけの、新しい視点を持ちましょう。

そのために、たくさんの本を読みましょう。

 

子供たちに教えることは、それだけで十分です。

 

キッカケは、何でもいいのです。マンガでも、ロックでも。

 

自分で疑問や興味を抱いて、追究することを覚えれば、子供は進んで学ぶようになります。

 

そうすれば、今の教科書に書いてあることは、すべて、現時点での真実に過ぎないことを知るようになります。

そこから、自立した考えを持って行動できる、大人への成長があるのです。

 

次の曲。
これは、甲斐バンドの今は亡き、リードギター、大森信和の曲。

くだけたネオンサイン   甲斐バンド

くだけたネオンサイン

くだけたネオンサイン

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くだけたネオンサイン

くだけたネオンサイン

この曲は、弾き語りすると、オリジナルの雰囲気そのままの感じが出せるので、今でも時々ギターを持つと、弾いてますね。

 

いいバラードです。

 

大森信和は、熊本県人吉市の出身です。

 

実家は、人吉で旅館をやってるとのことで、たしか、名前は、熊川旅館。

 

甲斐よしひろのサウンドストリートにゲストで出たとき、話してました。

 

その昔、私は、親を連れて熊本旅行に行ったことがあるのです。

泊まった宿は、もちろん、熊川旅館❗

 

そのときは、大森信和のお母さんがひとりで経営してらして、時々、ファンの方が泊まっていかれると話しておられました。

 

大森さんのギターで、私の好きな曲は「LADY」。

このリードは、当時、大森自身も気に入ってると話してました。

 

次の曲。

ヘイ・ダーリン 柳ジョージ&レイニーウッド

ヘイ・ダーリン(日本語)

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柳ジョージ追悼盤「LIVE'05〜Premium Nights」 [DVD]

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萩原健一主演ドラマに「祭りばやしが聞こえる」というのがありました。

 

その主題歌を、柳ジョージが歌ったのです。

 

ショーケンは、柳ジョージをとても買ってて、バックバンドでやったこともあり、柳の歌をたくさん歌っています。

 

和製クラプトンとも言われた、柳ジョージ。シブかったです。

伝説のロック・スピリッツ~柳ジョージ&レイニーウッド/萩原健一~

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I Can't tell you why   THE EAGLES

I Can't Tell You Why

I Can't Tell You Why

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ロング・ラン

ロング・ラン

なぜかこの曲を聴くと、心が穏やかになるんです。

「ホテル・カリフォルニア」は、すぐ飽きがくるのに、これは何度聴いてもいいですね。 

バラッドをお前に THE MODS

バラッドをお前に(Single)

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  • The Mods
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バラッドをお前に(Single)

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BEAT ODYSSEY

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 それでは、最後の曲です。

さらば青春    エレファントカシマシ

さらば青春

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  • エレファントカシマシ
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sweet memory エレカシ青春セレクション

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コンサート1998 日本武道館”風に吹かれて” [DVD]

本日は、ロッカ・バラードの名曲集をお送りしました。

 

子供たちの未来に、自由と平和を。

それは、今を生きる、大人の責任です。