こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。
X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle 奇跡の夜、第4夜のバーチャルライブ、後編です。
「Forever Love」から「Miracle 」までは、ほとんどMC無しで突っ走ってきましたが、ここで、YOSHIKIが「Miracle 」のゲストヴォーカリスト、Ashley を紹介しました。
"ニホンハアツイデスネ"
5カ国語を話すという彼女との会話があって、YOSHIKIひとりになると、TOSHI が現れます。
そして、次の曲のために、YOSHIKIがピアノの前に座ります。
La Venus
X Japan - La venus - live in UK - London, SSE Wembley, 04.03.2017
この日のYOSHIKIとTOSHIの会話は、すごく面白かった。
Xを結成するまでのいきさつ。
HIDE を引き抜きに行った日のこと。
ライブハウスのオーディションで会場を破壊して、オーディション落ちた話。
ライブハウスだけじゃなく、ホテルのほか、あちこち壊して出入り禁止になった話。
TOSHI 曰く、昔は歌っていると、後ろからドラムや何やらが飛んで来るので、怖くてしょうがなかった。
あるとき、YOSHIKIの投げたスティックがステージの照明に当たって、TOSHIの頭に落ちてきた。
「後ろを用心してたら、真上から落ちてきて、頭から流血して散々だった」と、恨みがましく嘆くTOSHI。それを笑うYOSHIKI。
その話のあと、しばらくして突然 YOSHIKI が噴き出す。
「照明が落ちてきたときの、TOSHIの顔を思い出して、おかしくて」とまた噴き出し、場内爆笑🤣。
そして、最終日にも話してた、洗脳星の話。
笑えたなぁ。
ひとりになったYOSHIKIがピアノの前で、みんなに語りかけます。
頸椎置換手術の前に遺書を書かされたこと。
そして、自分の人生を振り返ってみたこと。
この曲は、初めは本当は死を憧れる者がHEROであるという曲だった。
YOSHIKIの自殺願望を託した曲だった。
だけど、手術を受けようとしているとき、初めて生きたいという気持ちが強くなった。
まだ、やり残したことがたくさんある。
死にたくない、死ねない、生きたいと、初めて思った。
HERO
ここで、本ツアーの恒例リクエストコーナーはこの曲。
DAHLIA
だんだん、MCが増えてきて、ラフな感じになってきました。
YOSHIKIはHIDE の死のあと、ロスの自宅に。
日本では、ファンのために、自分を抑えて気丈に振る舞って来た緊張の糸が、切れてしまったのです。
そして、HIDEを想い、自然に湧き上がってきたというバラード。
Without You
いよいよ佳境に入ってきました。
HIDE の奏でるイントロ、その映像が大きく映し出されて…。
紅
ピアノとストリングスのみの編成で、クラッシックスタイルの「紅」でした。
そして、ラストナンバー。
ART OF LIFE
ステージの照明が消えました。
すぐにアンコールを求める"We are X"のかけ声がこだまします。
いつもとは何か違う特別なライブ、という雰囲気の中、再び幕は開きました。
SUGIZOのバイオリンとTOSHIのアコギによる…。
Say Anything
Say Anything ピアノ・ソロ / Yoshiki Classical
演奏のあと、SUGIZO、TOSHIに、今の「Say Anything 」はこれまで最高の「Say Anything 」だった、と絶賛。
それで、最終日にも演奏したのでしょう。
SUGIZOは、今のXJAPAN について、立ちはだかるピンチをことごとく、成長のチャンスに変えるというのがすごい、と自画自賛。
複数のバンドを掛け持ちしてる SUGIZO ならではのコメント。
次に、TOSHIが、これは SUGI 様の曲だと紹介して…。
Beneath The Skin
X Japan live at Wembley Beneath the Skin
この曲も、5人のメンバーとストリングスによる構成。
盛り上がりは、今までのツアーと比べても最高。
再びステージは暗転しますが、まもなく「 WORLD ANTHEM」が鳴り響き、座っていた客席が一斉に立ち上がる。
そのあと、YOSHIKI、TOSHI、観客の"We are X"の連呼。
やがて、鳴り出すピアノ。"In the rain , find a way" のフレーズのメロディがリフレインされて…。
I.V
記念すべき再結成、全世界デビューシングル、これもまた、クラシカルバージョンでも素晴らしい。
このあと、YOSHIKIがみんなにメッセージ。
X という言葉の意味は無限の可能性、今回、新たな意味が加わった。
100回転んでも、また必ず立ち上がる。
不屈のチャレンジ。だから、みんなもがんばれよ、と…。
大詰めのライブは、最高潮に達する。
Longing~跡切れたmelody~
Longing~跡切れたmelody~ / X JAPANの歌詞
TOSHIは、もうほとんど歌わず、観客の大合唱でした。
もう声がきついんですね。
最終日も同じように、みんなが歌ってました。
そして、ストリングスのみなさんの紹介。
コンサートマスターの枝豆さん(?)。
YOSHIKIは深夜のリハーサルを謝ってました。
そして、YOSHIKIが最後の感謝の想いを伝えてくれました。
そして、最後の曲。
ENDLESS RAIN
恒例の大合唱。
右隣の女の子は、もう最後にはハンカチを手放せず、感動の涙を抑えることができない様子でした。
Thank you.XJAPAN のメンバー、 ファンのみんなに支えられて完走できた。
— Yoshiki (@YoshikiOfficial) 2017年7月19日
"ラストの「 #EndlessRain」で #YOSHIKI が感動の涙。奇跡の夜の6日間を完走https://t.co/Kgmtz2JVVLhttps://t.co/v8ULXDp2af pic.twitter.com/bnnL3s6Dw0
すべての演奏が終わり、メンバーが勢揃い。いつもの光景ですが、少し違う。
メンバーが手を取り合って、こぶしをかざす中、YOSHIKIだけは、手を挙げられない…。
胸が痛む光景でした。
今回のツアーは、異例中の異例。
YOSHIKI が生命をかけて、行った公演であったことは間違いなく、それが最高の演出となり、まさに奇跡のライブとなりました。
これが、生命を懸けて生きるってことなのか、と若い子たちには、必ずこれからの人生で、宝物となる経験だったと思います。
さて、今回は2回にわたり、「 X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle 奇跡の夜 誌上再現リポ 」と題してお送りしました。
それでは、このへんで。お休みなさい。