こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。
今回は、ひとりきり、ひとりぼっち、孤独がテーマの歌の特集です。
孤独にも、いろいろあって、芸術家など、ひとりじゃないと仕事に困る人もありますし、思春期の若い人たちは、誰かがそばにいて欲しいと願うものだし、一概には言えないですね。
それは歌だって同じことです。
いろんな歌があって面白い。
そういうわけで、今日の1曲目。
いいわけ シャ乱Q

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いささか、情けない、劣等感の固まりみたいな野郎です。
しかし、苦悩の深さというものは、その理由、人格、年齢その他もろもろとは関係ないもので、いかに少年の悲しみが幼く、中年男の悩みが俗悪なものであっても、真実であることに変わりはないものです。
寂しい夜が嫌いなのは、決して君だけではない。
2曲目。まぼろし。
まぼろし RCサクセション
まぼろし / RCサクセションの歌詞 |『ROCK LYRIC』

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これは、「Blue」というアルバムに入っていて、あまり知られていない曲だと思いますが、ひとりぼっちというのは、こういう心情なんだと思いますね。
次の曲。今回の特集は、これを聴いて欲しかった。
寝た子を起こす子守唄 豊島たづみ
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- アーティスト:豊島たづみ
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阿木よう子作詞、宇崎竜童作曲です。加藤登紀子とかにたくさんカバーされてます。でも、このオリジナルの、豊島たづみが一番。いい歌だなぁ、と思います。曲も歌詞も、いい。
山積みにした本の中に答えが見えなければ
僕は何をしたらいいの ひとりぼっちだよ
私も、こういう若い頃を過ごしました。
ホントに、何のための勉強なのか、何のための学校なのか、わけもわからず、迷路の中でもがいていた。
押しつけられることには反抗するけど、押しつけが、いざ無くなってみると何をすればいいのか、わからなくなってしまった。
二十歳を過ぎて、ようやく学ぶことの楽しさがわかりました。
なんでもいい、この宇宙の中の、たった一つのことに深く関心を持てたら、それをどこまでも追求するといい。
そこから突破口は開けるのです。
そこに至るまでの道のりが、青春なのかもしれないですね。
「とまどいトワイライト」という豊島たづみのアルバムは、いい曲がたくさん入っているので、今後も紹介したいと思っています。
次も、そういう曲です。
一人ジェンガ 矢井田瞳

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矢井田瞳の曲では、これが一番好きです。心の琴線に触れるのです。
これに効くようなクスリはないの Oh マイドクター
笑いたいの 信じたいの 胸の底の沼から
手垢のついた剃刀じゃ 未来も切り開けないってわけ?
今のあなたも、この歌に、共感するところがありませんか?
では次の曲です。
ここからはちょっと大人の世界の孤独を歌っています。
ひとり寝の子守唄 加藤登紀子

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ここには、人生の辛酸を舐め尽くした、大人の諦念が感じられます。
天井のねずみ、浮気な夜風、そんなものさえ自分の孤独に重ねて見える、誰に助けを求めることもない、これが人生の諸相だと語りかけるだけ。
そこに人は、孤独という、人間の根源的な心象風景を見て、共感するのでしょう。
次の曲。これはみんなよく知ってるでしょう。
紅 X JAPAN
この曲の「お前は見えないのか すぐそばにいるのに」の歌詞は、再結成再デビューシングル「I.V」の中で、英語で歌われています。
" Can't see me standing right hear "
この歌の絶望感は、鬼気迫るものがあって、初めて聴いたときは、ここまで歌うのか、と思ったものです。この詞は衝撃的でした。
紅に染まったこの俺を 慰める奴は もういない
もう二度と 届かない この思い
閉ざされた愛に向かい 叫び続ける
詞・曲 YOSHIKI
I.V X JAPAN
では最後の曲です。
一人 井上堯之
この曲も、いろんな人がカバーしてます。
柳ジョージのカバーもいいです。
井上堯之といえば、スパイダーズ、PYGを経て、井上堯之バンド、PYGで一緒だった萩原健一、沢田研二の盟友ですね。
井上尭之バンドは「太陽にほえろ」、萩原健一の「傷だらけの天使」のドラマ主題歌であまりにも有名です。井上は近藤真彦と萩原健一が歌った「愚か者」の作曲でも知られてます。
PYGは、グループサウンズの時代の終焉とともに結成され、ツインボーカルにショーケンとジュリー、他のメンバーにも大野克夫、岸部一徳がいるという文字どおりスーパーバンドで、そのリーダーだったのが井上堯之です。
「一人」は井上堯之のソロ・ファーストアルバムに入ってます。
この曲はショーケンのテレビドラマ「傷だらけの天使」の挿入歌として使われてます。
最終回で、ショーケンが死んだ水谷豊をリアカーで夢の島に捨てに行くというラストシーンで流れてました。
PYGの曲も大好きなので、いずれ紹介したいと思います。
それでは、本日はこのへんで。お休みなさい。