今日は運転免許更新に行ってきた。
日本で 2014年に交通事故で亡くなった人は、4,113人。
戦争の死者並だ。
私は車が嫌いなんだ。
小学校低学年の頃、私は横断歩道で自転車に轢かれた。
その老人の男は、私のランドセルのうえを平然と通過して、見向きもせず通り過ぎた。
他人というものの冷酷さを、子供心に思い知らされる出来事だった。
こんなトラウマがあるせいか、いまだに車が好きにはなれない。
なぜって、あんな鉄のかたまりをコントロールしなきゃいけないんだよ。
人を殺せる機械なんだよ。
現代人は、自覚が無さすぎる。無責任極まりない。
自動車保険に守られてるから、平気だ…と思ってる。
加害者の立場でも、保険金の補償を得て満足している。
だけど、被害者の立場で考えることは皆無だから、安穏としていられる。
要するに、自分、自分、自分、それだけなんだ。
もしも事故を起こしたとき、被害者がどうなるか、あなたは考えて運転していますか?
人間は完全な生き物じゃない。間違うから人間なのさ。
だけど、日本の経済、交通、労働者人口は大きく自動車産業に依存している。
私ごときが車社会に異を唱えても、今の状況は変わらないんだ。
でも、あきらめちゃいけない。
バスで死んだ学生の遺族は死ぬまで事故を忘れることはない。
そういう乗り物なんだって、根本的に知ることだ。
私が法律を作れるんだったら、運転免許のハードルをジャンボ機のパイロットくらいにするね。交通手段を自分の車じゃなくて、すべて公共交通機関にする。
要するに本当のプロフェッショナル以外は運転出来なくするわけさ。
そして産業構造を変える。
生産するのは、プロ仕様の交通機関用の車か、車が趣味のコアなドライバー向けに限る。
一般人は、公共交通機関に乗ってもらい、車が趣味の人には、歩行者のいない運転可能なハイウェイを指定して、そこでだけ運転可能にする。
事故るのはあくまで自己責任とする。
自動車産業は、あらゆる場所を通る公共交通機関の車を世界に売り出す。
労働者人口は、そういうライセンスを持った人向けの車を作る企業にシフトさせる。
自動車保険で食ってる保険会社にも、違う新しい種類の保険を考えてもらう。
誰も交通事故で死ぬことのない、そんな社会にならないかな。
''イマジン、オール・ザ・ピープル''さ。